なうひあdiary

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ハル 孤独の島

2017/08/09(Wed) 15:52
今日はトーベ・ヤンソンの誕生日

トーベがパートナーのトゥーティ(ムーミンシリーズの「おしゃまさん」のモデル)と毎年夏を過ごした、
小さな島での暮らしを記録した映画
Haru,The Island of the Solitary ハル、孤独の島』  のDVDをひっぱり出して観る

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旅行で訪れた日本でコニカの8mmフィルムカメラを購入し、1972年から20回ほどの夏を映像に残した
57歳のトーベから、77歳のトーベまで

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ハルは小さな小さな岩島で、トーベたちの小さな小屋がひとつあるだけ
送ってくれた船が去ってしまうと、完全な静寂と孤独が訪れる
“孤立”とは無関係の“孤独”が


長い間ふたりで暮らすと口数が減る
あまりに静かになると私は丘へ上る
かもめたちが声のかぎりに鳴いていないときには風の音が聞こえる
ときおり完全なる静寂に耳を澄ますと─
何かに気づくものだった
地中やナナカマドの木の下やベランダで─
ひっそりとたえまない蠢(うごめ)きが感じられる
とりわけ夜間はそうだ




ちいさなちいさないきものの息遣いを、確かに感じていたトーベ
ニョロニョロもそんな蠢きのひとつなのだろう


リズミカルに踊るトゥーティと、黒猫を抱いてゆったりと体を揺らすトーベ
古雑誌の上に海藻を散らして作った庭には草しか生えなかったが、そんな表土でも生きる草のたくましさに感嘆したり




ある夏、突然網を引き上げるのがおっくうになり
土地は扱いにくく逆らうようになって、食べる魚の量が減った

そして最後の夏、許しがたいことが起きた 海が怖くなったのだ

不当な反応である
この怖れは海に対する裏切りなのだ
私自身が裏切った





年をとって今までのように身体が動かなくなり、海が怖くなったことを
「私自身が裏切った」と表現するトーベ


私もそんなときがいつか来るのだろうか


でも、トーベが過ごした北国フィンランドの荒々しい海と違って
南の珊瑚礁の海は穏やかでやさしい
ゆりかごのようなリーフの中なら、最後まで怖いとは思えないのでは?
そうだといいなぁ…(〃▽〃)











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