なうひあdiary

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脈動

2016/08/27(Sat) 12:44
昨日の朝の、大きな虹  そしてうっすらダブルレインボー
大きすぎてファインダーに入りきらなかった
sP8260045.jpg
あっちと
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こっち
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虹は、太陽の位置が低いほど大きくなるんだった


で、脈動のはなし

先週米原で泳いだとき、海面は大して波がないのに、海の中は揺れていた
天気予報でも、「うねりを伴う」と書いてあった
今日も台風10号が南大東島付近にあり、石垣の天気予報は 「波 2.5メートル うねり を伴う」
海に入ったらまたきもちわるくなるやつだ

遠くにある台風の波が、こんな石垣の裏側にまで届いている
波動のスケールの大きさに、あらためて感じ入った

すると、こんなニュースが目に入った
North Atlantic 'weather bomb' tremor measured in Japan

北大西洋で発生し、イギリス北西部を襲ったウェザーボンブ(爆弾低気圧みたいなもの?)の波動が、
日本で初めて観測されたというのだ

地震波動でよく聞くP波とS波は、嵐によっても生じ、常に地球内部の深いところを行き交っているらしい
東京大学地震研究所の西田究博士らは、日本各地にある地震波の検知器のうち、
中国地方で検地された波動が北大西洋で起きた嵐に由来するものであることをつきとめた

わたしが感じたうねり~海洋波浪は、地球表面の海だけでなく、地球そのものをも揺すっていて、それを「脈動」というらしい

脈動
海洋波浪は固体地球を常に揺すっており、表面波(Rayleigh波、Love波)を常に励起されている。
この現象を脈動(microseisms)と呼ぶ。
卓越周期は約15秒のprimary microseismsと約7秒のsecondary microseismsに分かれる。
secondary microseismsの振幅の方が桁で大きい。
海から遠くはなれた大陸の中央でも、脈動ははっきりと観測される。

特に台風が通過するときには波高が高くなるため顕著に観測される。



脈動は、地震波の研究において長らくノイズと軽視されてきた
でも、この脈動を調べることにより、地球内部の構造を明らかにすることができる、という可能性が見えてきた

西田究博士の研究テーマは
「何が地球を揺すっているのか?   ~大気・海洋・固体地球を駆け巡る波~」 だ

常時地球自由振動」の発見

1998年、日本の名和らは,南極・昭和基地の超伝導重力計のデータを調べ
地震活動が静穏な期間においても
周期数百秒の帯域で固体地球が振動し続けている現象を発見した[Nawa et. al (1998)].

その後の研究から、常時地球自由振動の励起には、海洋波浪も深くかかわっていることがわかってきた
ただ、現在でも励起に関しては分かっていない事も多く、大気-海洋-固体地球の大きな枠組みでの研究が進行中

(西田究博士のホームページより)



このように、地震以外の揺れから地球内部の構造を探る研究を、「惑震学」というそうだ
(すでに太陽では、表層付近の乱流が起こす音波の固有周期から太陽内部の音速構造などが調べられていて
それを日震学という)

海で温められた大気が台風を生み出し、台風で起こる波が地球を揺すっている
身体が脈打つように、地球もつねに脈打っているのだ

英語では microseisms  マイクロ振動だけど、 「脈動」っていう訳語のセンスがすてき
(もしかしたら、こっちの日本語のほうが先だったりして?)














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