今、沖縄本島で話題になっているという薬草、マンジェリコンのさし芽をもらっていろいろ話をしていたら
Iさんが「昔はジュズダマもお茶にして飲んでいたよ」とおっしゃる
ジュズダマって、あんなに硬いのに?
と思ったら、ちょうど田んぼの脇でジュズダマをみつけた
で、うちにある薬草の本を開いてみると、ジュズダマはハトムギの野生種
つまりハトムギはジュズダマの栽培種、なのだという
知らなかった~
つやつやの硬い実は熟し加減によっていろんな色をしている
紅色、黄緑、藍色、灰色…縦縞模様も入って美しい~
ハトムギもこのジュズダマほどではないけど、硬い殻に包まれているらしい
売っているハトムギはもう殻をむいたものなのでわからなかった
さっそくジュズタマの殻を割ってみると…
あーほんとだ! ハトムギとおんなじ
左は灰色にの殻を割ったもの、右は藍色の殻を割ったもの
灰色のほうは乾燥してしぼんでいる
この実を煎じてお茶にするほか、粉にして食用にしてもいいらしい
ちなみにハトムギの漢方名はヨクイニン
ジュズタマの漢方名は川穀(センコク)
効能は消炎、利尿、むくみ、水太り、肌荒れ、いぼ取り、滋養強壮、肌荒れ、美肌など
古代中国では、ヨクイニンの代わりにジュズダマを使っていたこともあるらしい
ハトムギのでんぷんはもち性なのに対し、ジュズタマのでんぷんはうるち性とか
そしてイネ科
確かに花を見ると、イネっぽい
果実に見える殻は苞葉の鞘が変化したもの
花には雄花と雌花がある
かなり特殊な花序らしい
なるほど変わってる~、けどなんとなくかわいらしいw