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なうひあdiary

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すぐ隣のE・T

2007/03/17(Sat) 10:06

デイゴの花が咲きません。
去年はまだ北部のほうで咲いているのをみかけたけれど、今年はさらに深刻です。
台風の影響も云々されていますが、最近の新聞を読むとヒメコバチの影響が濃厚のようです。
オンライン版には載っていませんが、この日川平ファーム代表の橋爪雅彦氏が寄稿された記事によると、
2000年にハワイでヒメコバチの一種が大発生し、デイゴの仲間はほぼ全滅、
さらに2003~2004年には台湾で発生して、高地以外に大きな被害が出た。
八重山では2005年に西表で(ヒメコバチの)発生が見られ始めて、
昨年―2006年から、石垣島のデイゴも花を咲かせず、大木が立ち枯れていく事態となっています。
このヒメコバチというのはショウジョウバエより小さく、新芽に虫こぶをつくって繁殖。
わずか10日前後で卵から親になるうえに、特殊な皮膜に守られていて薬剤が効かないとか。
沖縄タイムズによると、デイゴに寄生するヒメコバチは確認例がなく
シンガポール産などの標本から2004年に新種と発表。
英名は「Erythrina gall wasp」(Erythrinaはデイゴ属の学名、gallは虫こぶ、waspはハチの意)。和名はまだなくて、「デイゴヒメコバチ」と仮称されているそう。

八重山での発生については、「台湾の被害との関連を指摘する声もある」と新聞記事。
要するに、台湾からなんらかのかたちでやってきた(飛んできた)可能性もある、ということでしょうか。ある種の蝶が想像を絶する距離を飛んで移動することを考えると、不可能とはいえません。

一方アメリカでは、ミツバチの集団失踪事件が話題を呼んでいますね。
元気だった蜂がとつぜん数匹を残していなくなり、
近くに別の巣を作っているのか大量死しているのか、消息不明。
しかも失踪は広範囲にわたっていて、「どの養蜂箱もからっぽ」なのだとか…。

ふたつの記事から、どうしても思い出さざるをえませんでした。
ずいぶん前に何かの雑誌で読んだ“昆虫宇宙人説”。
昆虫は化石になりやすい身体を持っているのに、その化石はある年代の地層からとつぜん出現。進化の経緯が今ひとつはっきりしないために、あるとき宇宙から飛来してきたのではないか、という説です。
また、地球上でもっとも種類が多く繁栄しているのは昆虫だというも。
(今回またひとつ新種が生まれたというわけですね。)


そして想像してしまいます。
ショウジョウバエよりも小さいヒメコバチのネオ集団が、ハワイから台湾、八重山へと大洋を渡って飛来している姿を。
彼らはなぜデイゴ属だけを狙っているのか、そしてなぜその方向に陸があり、デイゴがあると知っているのか。

思い描いてしまいます。
全米中のミツバチが、もう搾取に耐えるのはやめ、養蜂箱から脱走しようと呼びかけあっているところを。
ミツバチはダンスによって蜜のありかまでの距離、方向、蜜の品質までも伝え、
さらに羽ばたきの回数(実際には音)で、より細かな情報も伝えられるといいます。


全動植物種の54%を占め、人間の尺度では計りきれない超越知能を持ってこの地球に生息しているのが昆虫という種族。
サイズの小ささに目くらまされているけれど、じつはすぐ隣にいるE・Tなのでは…と思えて仕方ありません。


s-deigo003.jpg
s-deigo002.jpg


s-deigo006.jpg
2年前に登野城漁港前の公園に咲いていたデイゴ。
翌年から見られなくなるなんて、
このときは思いもよらなかったのに。




 

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