FC2ブログ

なうひあdiary

2020 / 01
12≪ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 ≫02

中世の引力

2012/01/24(Tue) 22:30
また雨続き、おかげで読書や家の中ですることがはかどるはかどる

一昨年ピレネーで訪れたロマネスクの教会。聖書に由来する彫刻に混じって
素朴な動物や植物、奇妙な怪物や不思議な人々をモチーフにしたものも少なくなかった

それがとても気になっていて、ロマネスクや中世ヨーロッパに関する本やサイトをみつけては読んでいるのだけれど
阿部謹也先生の『蘇る中世ヨーロッパ』で、ぱーっと視界が開けた

今も当時の面影そのままに残る中世ヨーロッパの街
その強い引力の正体が何なのか、章を追うごとにくっきりと浮かび上がってくる

小宇宙と大宇宙
直線的で均質な時間ではなく、円環的で主観的な時間
自然、動物、人との、直接的で流動的な関係

自然を畏怖し、もらったらお返しをする互酬の関係を尊重していた中世のひとたち
本来は神のものである時間を使って儲ける「利子」は不当であると考え
富を貯えることよりもっと大切なことがあり、
富める者は惜しげもなく富を蕩尽して、貧しき者を救済した

そんな宇宙観をことごとく打ち壊し、古代の神々を抑圧し、踏みつけにしてきた近現代
中世の非常識が、現代の常識…

この本、文体は柔らかい話しことばで、
中世の版画や絵画など豊富な図をもとに具体的な説明があってとてもわかりやすい
と思ったら、NHK市民大学で放映された講座をもとにしたものだった
本に載っている図はずいぶん縮小されていて、人がごまつぶくらいにしか見えない絵もある(>_<)
こういう本こそ電子書籍になったらいいのにね
関連記事
コメント:0 トラックバック:0
コメント:
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:
トラックバック URL
→http://fromishigaki.blog94.fc2.com/tb.php/1529-a5f7b5eb
Next Home  Prev

プロフィール

ナツ

Author:ナツ
2003年から石垣島で暮らすプライベートブログ。
こちら↓もよろしくお願いします。
石垣島薬草園なうひあ nauhiaherb.com
FB    Nauhiaherb
Instagram nauhiaherb
Twitter  nauhia_herb

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

ブログ内検索

RSSフィード