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なうひあdiary

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五穀豊穣~『スケッチ・オブ・ミャーク』

2013/02/11(Mon) 11:37
2013_02030066.jpg
なだらかな山のふもとの田んぼ
水が入り、ほぼ田植えが終わったところ
2013_02030068.jpg 昔からの区割りをそのままキープしているのかな
四角四面じゃない、クレイジーキルトな畦が美しい


そんな春の宵、前回うっかり見逃してしまった『スケッチ・オブ・ミャーク』を観てきた



始まってすぐ、最初のおばあが歌い始めた瞬間涙が吹きだして、
最後までほとんど止まらなかった




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ほぼ一世紀にもなろうという年月が刻まれた顔から、濃くにじみ出す喜びと悲しみ
人頭税という重い枷をかけられた暮らしのなかで
ただ無心に五穀豊穣を神に祈り、日々の苦しみを癒し気力を得んがため
何百年ものあいだ歌い継がれてきた歌が
あるがままに歌われる
力強く息づいていたミャークのゴスペル、ブルース、ブギ
そこに詰まった言葉にならない悠久の物語に、一瞬にして圧倒されてしまった

上映後の、大西監督の話
──昔のしきたりを守るなら、年間百日は神事に費やさなければならない
  島を離れる若者がふえ、歌を歌い継ぐ機会も減り、ひっそりと絶えようとしている歌
  しかし五穀豊穣を願うにも、もう島ではほとんど粟も作っていないし、
  御神酒を作る粟は輸入ものだったりするのに
  その神事を続けることに意味はあるのか、という疑問もわくし
  昔に戻ればいいというわけではなく、おばあたちも今のほうがずっと幸せといっている
  それでも我々が忘れてしまった、なにかとても大切なものがここには残っていて
  それを絶やしてはいけないと思った──


人はこの世から去っても、そのひとが歌った歌という「縁起」は消えない
録画・録音という利器のおかげで、その「縁起」とめぐりあえる有り難さ

昔の映像や写真、音源も随所に織り込まれ、歌の地層が過去・現在・未来へと
何重奏にもなって響き合う

途中、神様が現れて通りすぎるのも撮影されている
監督いわく、まったくの偶然とか
もちろん意図的な演出ではなくても、
きっと偶然ではないのだと思った
こんな映画を作ってもらってよろこんだ神様が
はしゃいで出てこないわけはないのだから


Sketches of Myahk

まだまだ全国各地で上映中
5月頃にはDVD化も予定されているそう
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